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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第2章 王子の嫉妬
 彼は意外そうな表情になった。

「理由なら、ちゃんとある。この間、俺の絵を無償(タダ)で書いてくれただろう? あのお礼だと思ってくれて良い」

「そんな―。困ります。私の描く似顔絵がそんなに高いはずありません!」

 最後は悲鳴のような声になるのに、王子さまは困ったように眉尻を下げた。

「俺も困るんだ。実は、あの花屋のおじさんに無理を言って、あるだけの薔薇の花を売って貰ったんだから」

 ロザリナは向かいに今日も店を出しているサイモン・マクレガーの花屋に注意を向けた。サイモンは小柄な太り肉(じし)の身体をお気に入りのTシャツとジーンズに窮屈そうに押し込めて座っている。
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