この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キスをして
第2章 間宮と小塚
「本当ですか?話しかけても返事がなかったので体調でも悪くなかったのかなと思ったんですが…気になることがあるなら言って下さい」

そう言いながらますます私の顔をのぞき込んでくる。こんなに近くに顔があったことがなかったから尚更恥ずかしくなってしまう。それを隠そうと私は更に顔をしたに向けて逸らした。

「大丈夫ですか?顔が赤いですよ」

「小塚さんがあんまり近くで見るからですよ」

ふ~んと良いながら諦めたのか私の顔から離れていった。
やっと離れていったとホッと息をつくと

「見とれてました?」

……は?

「違います!!」

どうしてこの人はふざけたことを!と軽く睨んでやろうかと見やればとても満足げな顔で私を見下ろしていた。

人で遊んでたなこの人。

「そんなに否定しなくても良いと思うんですけど。冗談ですよ」

恨めしく彼を見ればいつものにこやかな顔で笑っている。
反応をすればするほど小塚さんは反応を楽しんで私を困らせる。
困らせている自覚があるのかは知らないけど。

美術館に着くと「先に見終わったら外で待っていましょう」言われ完全に別行動。
時折小塚さんが横にじっと立つことがあったけど同じ作品に視線が向かっているだけで視線を合わせることはない。

一緒に来る必要なんてあったのだろうか?最後まで見終わって外に出ると小塚さんが入り口に柱にもたれ掛かって待っていた。
/340ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ