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キスをして
第2章 間宮と小塚
「本当ですか?話しかけても返事がなかったので体調でも悪くなかったのかなと思ったんですが…気になることがあるなら言って下さい」
そう言いながらますます私の顔をのぞき込んでくる。こんなに近くに顔があったことがなかったから尚更恥ずかしくなってしまう。それを隠そうと私は更に顔をしたに向けて逸らした。
「大丈夫ですか?顔が赤いですよ」
「小塚さんがあんまり近くで見るからですよ」
ふ~んと良いながら諦めたのか私の顔から離れていった。
やっと離れていったとホッと息をつくと
「見とれてました?」
……は?
「違います!!」
どうしてこの人はふざけたことを!と軽く睨んでやろうかと見やればとても満足げな顔で私を見下ろしていた。
人で遊んでたなこの人。
「そんなに否定しなくても良いと思うんですけど。冗談ですよ」
恨めしく彼を見ればいつものにこやかな顔で笑っている。
反応をすればするほど小塚さんは反応を楽しんで私を困らせる。
困らせている自覚があるのかは知らないけど。
美術館に着くと「先に見終わったら外で待っていましょう」言われ完全に別行動。
時折小塚さんが横にじっと立つことがあったけど同じ作品に視線が向かっているだけで視線を合わせることはない。
一緒に来る必要なんてあったのだろうか?最後まで見終わって外に出ると小塚さんが入り口に柱にもたれ掛かって待っていた。
そう言いながらますます私の顔をのぞき込んでくる。こんなに近くに顔があったことがなかったから尚更恥ずかしくなってしまう。それを隠そうと私は更に顔をしたに向けて逸らした。
「大丈夫ですか?顔が赤いですよ」
「小塚さんがあんまり近くで見るからですよ」
ふ~んと良いながら諦めたのか私の顔から離れていった。
やっと離れていったとホッと息をつくと
「見とれてました?」
……は?
「違います!!」
どうしてこの人はふざけたことを!と軽く睨んでやろうかと見やればとても満足げな顔で私を見下ろしていた。
人で遊んでたなこの人。
「そんなに否定しなくても良いと思うんですけど。冗談ですよ」
恨めしく彼を見ればいつものにこやかな顔で笑っている。
反応をすればするほど小塚さんは反応を楽しんで私を困らせる。
困らせている自覚があるのかは知らないけど。
美術館に着くと「先に見終わったら外で待っていましょう」言われ完全に別行動。
時折小塚さんが横にじっと立つことがあったけど同じ作品に視線が向かっているだけで視線を合わせることはない。
一緒に来る必要なんてあったのだろうか?最後まで見終わって外に出ると小塚さんが入り口に柱にもたれ掛かって待っていた。