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キスをして
第5章 小塚の本領
「行ける選択肢があって良いじゃないですか」
選択肢?いるの?その選択肢。
「俺なんてハプバーしか‥」
ハプバーとは何ですか!?
何でそんなに悲しそうなの!?
「眞木はハプバー行ったのか!」
後を付けたか日下さん。
そこまでして知りたいか日下さん。
皆もこっち見なくて良いから!
「行きましたよ。一人で」
「「「おおっ」」」
何がそんなに感動なのかさっぱり分かりません!
コピー機に背を向けて冊子とコピー用紙をコソッと渡してくれる眞木君に感謝する。
捨て身にまでさせてごめんね。
お姉さんは逃げます。
冊子を読んだせいで30分もロスしてしまった。
こうやってまた帰りが遅くなっていくのよね。
気を取り直して作業を続けるが遅れは一度起きると取り戻すのは大変だ。
いつも予定時間より3、4時間は遅れてしまうからその遅れはちょっとずつ広がっていく。
だから終電近くになっても仕事が終わらない。
そのせいかさっきからスマホが震え続けている。
「金曜くらいは頼って下さい」
その言葉が頭を巡り始める。
スマホを確認した訳じゃないのにそんな予感がする。
見たら返事をしなくてはいけない気がする。だから見たくない。
選択肢?いるの?その選択肢。
「俺なんてハプバーしか‥」
ハプバーとは何ですか!?
何でそんなに悲しそうなの!?
「眞木はハプバー行ったのか!」
後を付けたか日下さん。
そこまでして知りたいか日下さん。
皆もこっち見なくて良いから!
「行きましたよ。一人で」
「「「おおっ」」」
何がそんなに感動なのかさっぱり分かりません!
コピー機に背を向けて冊子とコピー用紙をコソッと渡してくれる眞木君に感謝する。
捨て身にまでさせてごめんね。
お姉さんは逃げます。
冊子を読んだせいで30分もロスしてしまった。
こうやってまた帰りが遅くなっていくのよね。
気を取り直して作業を続けるが遅れは一度起きると取り戻すのは大変だ。
いつも予定時間より3、4時間は遅れてしまうからその遅れはちょっとずつ広がっていく。
だから終電近くになっても仕事が終わらない。
そのせいかさっきからスマホが震え続けている。
「金曜くらいは頼って下さい」
その言葉が頭を巡り始める。
スマホを確認した訳じゃないのにそんな予感がする。
見たら返事をしなくてはいけない気がする。だから見たくない。