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キスをして
第5章 小塚の本領
朝礼で貰った発注書を整理して仕事が始まる。
金曜は土日作業しない分をクリアしないといけない。
なのにそんな時に限ってついつい余計な物に気を取られてしまう事がある。
「りっちゃんなに見てんの?」
――――!!!
「なんでも?」
「怪しい‥貸せッ」
一つの冊子を日下さんと取り合いながら手を止めてしまった事を後悔する。
「騒がしいよ‥2人とも」
上から橘さんに冊子を取られてしまう。
「ふ~ん。俺行ったことあるよ」
「うそ!?」
「何が!?」
「行きたいの?」
「いやべつに」
「いつか行けると良いね」
「行きたくないですよ!」
「だからなにが!!」
冊子は返して貰ったが早く誰かに渡さなくては!
必要な資料だけコピーしよう。
未だ私から聞き出そうと躍起になっている日下さんをスルーしてコピー機に逃げる。
「あ…」
「コピー俺しますよ」
「自分でするから」
眞木君が楽しそうに笑っている。
「俺それ見ましたよ」
「先輩を苛めちゃだめなのよ」
「苛めてませんよ。カップル喫茶でしょ?」
何で男ってそんなストレートなの?
金曜は土日作業しない分をクリアしないといけない。
なのにそんな時に限ってついつい余計な物に気を取られてしまう事がある。
「りっちゃんなに見てんの?」
――――!!!
「なんでも?」
「怪しい‥貸せッ」
一つの冊子を日下さんと取り合いながら手を止めてしまった事を後悔する。
「騒がしいよ‥2人とも」
上から橘さんに冊子を取られてしまう。
「ふ~ん。俺行ったことあるよ」
「うそ!?」
「何が!?」
「行きたいの?」
「いやべつに」
「いつか行けると良いね」
「行きたくないですよ!」
「だからなにが!!」
冊子は返して貰ったが早く誰かに渡さなくては!
必要な資料だけコピーしよう。
未だ私から聞き出そうと躍起になっている日下さんをスルーしてコピー機に逃げる。
「あ…」
「コピー俺しますよ」
「自分でするから」
眞木君が楽しそうに笑っている。
「俺それ見ましたよ」
「先輩を苛めちゃだめなのよ」
「苛めてませんよ。カップル喫茶でしょ?」
何で男ってそんなストレートなの?