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キスをして
第6章 間宮の逆襲
キキ――ッ

急に車を停車され体が前につんのめる。

「急にどうし…」

黒沢さんを見ると怒っているような苦しそうな顔で私を見ている。

「お前は付き合ってない男と寝るのか?」

「―――は?何それ」

「俺が気付かないと思うか?」

「何言ってるの?」

間違った事を言われているわけじゃないけどどうしてそんな事を言われているのか分からない。

「誤魔化そうとするな!何年お前のことを見てきたと思ってるっ」

違うって…考えすぎだって言えば良いのにあまりの剣幕に何も言えない。

「…律香の雰囲気とか表情とか俺は分かんだよっ」

何でそんな事…

「黒沢さんには何か言われる理由なんて」

「ねぇよ!!そんなもんはないことぐらい分かってる…」

助手席に身を乗り出して私を抱き締める。

「俺は律香とお友達に戻ろうなんて思ったこと一度もねぇよ。簡単に戻れるわけないだろっ何年お前を好きでいたと思ってる―!」

何?さっきまで普通に今までと同じようにしてくれてたじゃない。
何で急にそんな事言うの?

「彼氏でもない男に抱かれるくらいなら俺で良いだろ」

「黒沢さ‥ん」

「わざとらしくいつまでもそんな呼び方するな!」

「貴‥幸?‥やめて?」

「聞くな‥やめる気なんて今更持てない」

「っ―――んんっ!」

押し当てられた唇が苦しい。
容赦なく隙間を縫って差し込まれた舌は荒々しく口内を犯し舌を嬲る。
こんな風に触れられたことはなかった。私が嫌だと言えば絶対に止めてくれたのに。

「ちょっ!待っ…ふっぅんん」

私何を間違えたの?
なんて言えば良かった?
素直に言える訳ない…こんなに貴幸は怒るのにどう言える?私セフレかもしれないって言うの?
説明なんて出来ないよ。

気付けば涙が流れていた。止めようと思えば思うほど溢れてくる。

「律香‥俺はずっとお前が好きだ」
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