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キスをして
第2章 間宮と小塚
今会話逸らされたけど私を捕まえるって何!?
夜待ち伏せみたいにして話しかけてくるのは小塚さんのストレス解消みたいなものな訳!?
私なんか捕まえても珍しくないですけど…

じゃあ今日も?

「間宮さん」

不意に上から声がして返事を返す

「は…いぃ!!!!近っ!!
唇が付いてしまいそうな距離で真っ黒な綺麗な瞳が私の目の前にある。
机から乗り出して私をのぞき込んでくる顔があまりにも真剣な顔で思わず見つめ返してしまう。

「近くないで「近くないです」

「いや近いから!!」

「……フッフフっははははは」

何!?何急に笑い出したんだこの男は!
いつもこんな事しないじゃない!
何がなんだかよく分からず固まってしまう。

「間宮さん顔に出すぎです」

未だ笑い続けながら指摘されてもよく分からない。あまりにも笑われてなんだかよく分からないのに恥ずかしくなってきた。

「笑いすぎです」

「はい。ごめんなさ…くっくくっ」

まだ笑うか…何が壷に入ったんだか。

「はい。もう大丈夫です」

「なんですか」

怪訝な顔で彼を見やるといつもの笑顔で笑っている。

「今日本当は電話で断ろうとしたでしょ」
「えっ」

「断るのが下手だから僕が誘ったとき仕事入るかもなんて言ったんですよね。電話で言えば断りやすいと思ったんですよね。昼間僕から隠れたのは会ったら予定がないことバレちゃうからですよね。でも布団なんて干してたら絶対出掛けないのバレバレですよ。しかも休みの日に急に仕事入ったことなんて本当は一度も無いですよね」

…………バレてた。

「今バレたなぁって思ってますよね」

うっ…なんで分かるの

「分かりますよ。間宮さん一々顔に出すんですもん」

そんなに出てる?彼に何もかも気付かれていたことがちょっとショックだ。
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