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キスをして
第7章 小塚の憂い
「とりあえず落ち着こうか。話くらい聞けるから車に乗って、いいね?」

拒否権を与えない雰囲気に連れ込まれるように車に乗った。

静かに走り出した車は私の住む場所から離れていく。外景色を観ても私の気分は落ち着かない。
涙は不規則に溢れ出して自分でも分からない。

小塚さんも私に声を掛けたりしない。ただ黙って運転を続ける。

「間宮さんお腹空いてない?ちゃんと夕飯食べた?」

「え…っと」

「コンビニ寄ろうか、まぁ俺が何か飲みたいだけだけど」

コンビニに寄った車に私一人を残して中に入って行った小塚さんを目で追っていると着信が鳴った。

「間宮です」

『もしかして小塚さんに捕まった?』

「捕まりました」

『間宮…泣いただろ』

「―っ橘さ~ん」

『俺に泣くなよ!?小塚さんは?』

「コンビニ行ってます」

『小塚さんは何もしてないって言ってたから黒沢さんが犯人だなと勝手に思ってるけど大丈夫?』

「大丈夫じゃない」

『甘えとけば?小塚さん怒らなさそうだし』

「簡単に言わないで下さい!」

「簡単だよ?」

「小塚さん!?」

『はははははっ!!』

急に背後から現れた小塚さんにスマホを奪われ取り上げたスマホで話を続けているがドアを閉められてしまって会話が分からない。
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