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キスをして
第7章 小塚の憂い
「俺に連絡し辛いならタクシーだって乗れたよね!?」

そこもう良くない?今更気にするの?
――ボソッ
「小塚さん…ちっさ」

「今何かボソッと癪に障ること言った?」

「いい~え」

疑いの眼差しが痛い。こういうところはちょっと面倒だよね。

「送って貰うの気まずかったんだもん」

「待て‥車の中で言われたのか?何かされた?」

「な、何も?」

「されたな?何された?」

近いよ…そんな怖い顔で近付かないでよ。

「……キス?」

「は?本当に隙だらけだな!危機感もないし!もう少し自分が可愛い自覚を持てよ!!」

無理!どうしてそんなに力説してるの!?
あなたが思うほど私可愛くないからね!!

「あぁっもうっ!頭がおかしくなりそうだっ」

シートに体を埋めて髪を掻き乱す小塚さんは本当に余裕が無さそうできっとさっきから言葉が更に崩れていってることにも気付いてなさそう。

「とにかく短い距離でもどんなに遅くなっても連絡して。あんな事がまたあったらどうするんだ」

「は~い」

「気のない返事しやがって」

黒いよ!?小塚さん!

「空が白んで来ましたね」

「帰ろうか。今なら眠気も多少飛んでるから」

「海に来たついでにどこかで海鮮食べていきません?」

「嫌だ。今すぐ帰って間宮さんを抱く」
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