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キスをして
第7章 小塚の憂い
「~~っ!お姉さん居るのに何言って」

「聞こえていいよ。空気読んでさっさと帰れば良いのにね」

「冗談言わないで下さい」

「本気だよ」

恥ずかしいこと言い過ぎだよ。そんなこと言われたら顔が赤くなっちゃうじゃない。

コーヒーの袋を取って立ち上がり一人涼しい顔して淹れ始める。

「律、冷蔵庫から牛乳取って」

「ふぇっ!あっあぁ‥うん」

「くくっ動揺しすぎだよ」

「冷たいの淹れるの?」

「あの人猫舌なんだよ。我が侭だよね」

「何か言った!?」

「何も言ってねぇよ」

どうしてこの二人は喧嘩腰なんだろうか?姉弟ってこういうものなのかな。
小塚さんはもてなすのが好きなのかな?私の時も至れり尽くせりだったけどお姉さんにも同じようにしてる。

「そうだ!3人で夕飯食べに行かない?」

「行かない」

「あんたには訊いてないわよ!律香ちゃんに訊いてるの!」

「えっと‥私は」

っ痛いよ!!

机の下で隣に座った小塚さんが手を痛いくらいに握ってくる。

「お誘いは嬉しいんですが今夜は先約がありまして」

「お友達なら一緒に行きましょ?多い方が楽しいでしょ?」

「姉さんっ」

「いえ、会社の飲み会なんです」

「あっ忘年会か」

「そうなんですよ~。人数少ないから絶対参加で。だから私もそろそろ帰らないと行けないんです」

「じゃあ一緒に出ましょ?」

「そう「大丈夫だよ。律は俺が送ることにしてるから」

このまま家に帰ろうと思ったのに‥!
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