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キスをして
第7章 小塚の憂い
「セフレなのかなって思ってたから」

「俺そんな態度取った?心配させる様な事した?」

う‥そんな真っ直ぐ見ないで。
自分の自信の無さが招いた誤解って言うかなんて言うか。

「セフレなら身近な人を選ばないから。変な噂立てられると面倒でしょ。で?セフレじゃなくて安心した?」

安心?

「真面目だね。頭で考えないと動けないんでしょ…答えが欲しかったわけじゃないからそんなに考えないで。そんな事より夕飯食べに行かない?」

「前に行った居酒屋」

「了解」

気を使われてしまった…。
前は男の人と会うだけでこんなにもやもや考えなかったのに。
黒沢さんの時は…ダメダメ!考えたらまた落ち込んでしまう。

シャワーを借りて家に一旦帰って出掛ける準備をする。
小塚さんはそのままでも大丈夫だと言ってくれるけど私が嫌だった。シャワーで崩れてしまったメイクも直したいし情事で着ていた服で行くわけにはいかない。
小塚さんによく見られたい。
だから泣き顔を見せなくないし心配させたくない。
今までそんな事思ったりしなかったのに。ふざけあって何でも話せてしまえる相手しかいなかった。
私は小塚さんの悲しい顔なんて見たくないし迷惑なんてかけたくない。

「そのコート可愛いね」

「ありがとうございます」

「行こうか」

「何ですか?」

当たり前のように差し出された手に固まってしまった。

「うっかり握ってはくれないか」

「握りません!」
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