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キスをして
第7章 小塚の憂い
「見ても何も言わないで下さいね?」

「さっきからそればっかりだね。何かあるの?」

結局二人で私の部屋に荷物を取りに来ることになってしまってちょっと焦っている。
私の部屋に来た人は決まったように同じことを言う。

「あ~なるほどね…このタイプか」

「生活してるの?ってよく言われます」

私の部屋には最低限の物しか置かれていない。この部屋のLDKにはテレビとソファ横のサイドテーブル。あるのはそれだけ。

「カウンターに全部入ってるんだね」

「う…やっぱり変ですか?」

「変とまでは言わないけどカウンターで生活してるの?」

キッチンカウンターの引き出しにはメイク道具は勿論ノートパソコンや仕事用のスケッチブックなどの文房具類も何もかも入っている。

「でも疑問なんだけど…調理器具は?」

……………。
やっぱり気付いちゃいますか。調理器具を入れる場所に違う物が入ってるしね。

「電子レンジはありますよ」

「そういう事じゃない」

「…料理しないって言ったじゃないですか」

「それにしても…ね。ちゃんと食べてるの?」

「お米は冷凍庫にあります。その他食品も冷凍庫にありますよ」

本気で呆れるとそういう顔するんだ。
冷凍食品がなければ私は多分生活が成り立たない。
出来ないわけではないはずだけど気がないのよね。
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