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キスをして
第7章 小塚の憂い
「なんか悲しくなってくるね」

「でも冷凍食品って美味しいんですよ!!」

あ…満面の笑みだけど雰囲気は完全に『黙れ』って感じの様だね。私また怒られちゃうのかなぁ。

メイク道具や着替えを鞄に詰めて小塚さんの家に戻った後小塚さんは橘さんに連絡を取って状況説明し私は明日から送迎されることになった。
あの目立つ車で…。

「遂に小塚さんを足に使うようになったんですね」

違います。変な濡れ衣は止めて下さい。

「何が不服なんですか」

取り敢えずはあの車かな。
だって車が目立つって言ったらバイクでとか言い出すんだもん。
バイクは嫌だ。何月だと思ってんのよ。選択肢はあの車に乗ることしかないじゃない。
後2週間でクリスマスなんだからね。

真面目な話こんな車で送迎されてるところを黒沢さんに見られたら気まずすぎてどうしていいか分からない。

小塚さんに会社の同僚と拗れてるって言うべきだったかな。

「俺には言えないんですね」

「眞木君。追い討ちを掛けないで」

「小塚さんに送って貰うのが嫌ってなんですか。贅沢ですよ」

「何で眞木君が怒るのよ」

「俺、小塚さん好きですもん」

……どっち!?どっちの意味で!?
人として!?恋愛的な意味で!?
答えてから席に戻ってよ!!気になるじゃない!!

「りっちゃん。プリン忘れて帰っただろう。冷蔵庫に入ってるから好きなときに食べるんだよ、ね!」

折角だしとプリンを取りに行くと袋にはハート型に切られた附箋に『りっちゃんへ 私を食べて(ハート)』しかも胸を腕で隠した裸の女性の絵まで書いてある。

……何??
気持ち悪いんだけど。
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