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キスをして
第7章 小塚の憂い
「1日で随分やつれたね」

「………誰のせいで」

「え…俺?」

本を正せば違うけど…。違うけどぉぉ。

連絡を貰った橘さんは常に事務所に居るわけではないからと日下さんにも伝えた。
しかし日下さんも常に居るわけではないから白羽の矢が立ったのが眞木君だった。

そこまではまぁ良い。問題は変な気の使い方をするから居心地が悪かった。
特に日下さん。
謎の附箋から始まり1時間毎の『元気か~い!!』…意味分かんない。
気の使い方間違えすぎ!!

「間宮さん。何かあったの?」

「日下さんがぁ~まぁ良いです」

「気になる言い方するなぁ」

「変になりました」

「前からだよね」

小塚さんって日下さん嫌いなのかな‥。冷たい気がする。

「夕飯は?」

「帰って食べます」

「俺も食べてないから一緒に」

「今10時ですよ!?まだ食べてなかったんですか!?」

「待ってたから。どうせ俺の家に帰るんだし食べて行くよね」

その『よね』は質問じゃないよね。最近ちょっと威圧感に慣れてきたのにレベルを上げられると対応が出来ない。

「パスタ。明太クリームパスタが食べたいです」

「夜の10時に?」

「ダメですか?」

「いいよ。明太子と生クリーム買って帰ろう」

「本格的じゃなくていいんですけど。クリーム余りますよ」

「じゃあ今度ケーキでも焼く?クリスマスには早いけど」

「バースデーケーキにして下さい」

「誰の?」

「誰って私のですよ」
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