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キスをして
第7章 小塚の憂い
すっかり此処でお風呂に入る事になれてしまっている。

作業場でたまに呑んでいた関係が最近は週に1回泊まる関係になってしまった。しかも今日は3泊目…。事件だ。

お陰でこの家には着替えにメイク道具・歯ブラシ。私用のマグカップに箸と、着替えとメイク道具は私が取り敢えずと持ってきたけど他の物は小塚さんが知らず知らずのうちに増やしていた。

私の部屋じゃないし小塚さんの好きにすればいいと思うけど少しずつこの家に居場所が広がっていく自分の物に違和感がなくなってきている。
あって当然のように置かれている物は私の気持ちなど関係ない。

こんなことしてて良いのかな。
財布のことにしたってずっと此処にいるわけにはいかないし、黒沢さんから逃げていても仕方ない。用事がない限りは事務所に戻ることをしない人だけどいつかは会ってしまう。
どちらにしても小塚さん自身は動けないから自分でどうにかしなくちゃ。

「生きてる?」

「生きてます!!」

また長風呂しちゃった。
って言うかあのいきなり声掛けるのやめてくれないかな。
ドア開けられるんじゃないかとびっくりするんだよね。

「もうちょっと時間掛かるからゆっくりしてて」

お風呂に入るからと入れ替わりにリビングに入ると甘い匂いがする。
明太クリームパスタって甘くないよね?
匂いの元を辿るがキッチンのカウンターには何も出てないしコンロも綺麗に片付いている。

ん?オーブンが静かに動いているようで中を覗くと見覚えのある形の枠が入っている。
コレってケーキ?
ケーキまで作れちゃうの?
って言うか今作るの?

……23時半になろうかとしてるんですけど。
こんな時間に食べるものじゃない気がするのは私だけ?
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