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キスをして
第8章 二人の関係
ホントに?
「帰ってくるんですか?」

「今日は酒抜きで打合せするらしくて仕事は会社でするって。小塚さん何時?」

「連絡すればいつでも来てくれるみたいですけど」

「アレだったら俺手伝うか?鉢合わせはマズいんだろ」

確かに鉢合わせは避けたい。
まぁいつかは会っちゃうんだろうけど…。二人共いい大人だし変なことはないと思うけどお互い後が怖い。

「いえ、こっちには上がって来ないように言います」

「気をつけろよ~オッサンもたまにはムキになるからな」

ははは‥っ笑えないですよ。橘さん。
ま、どうせ私が帰るのは12時過ぎそうだし。黒沢さんは日付変わるの嫌いな人だし出くわしたりはしないはず‥

はず‥はずだったけど、今日会社に戻った理由がこれだったとは。
すでに始まっている繁忙期の調整に年度末の打合せをする為に橘さんに日下さんを交えての4人で調整会議。営業は黒沢さん一人みたいなものだから4人揃うのはこんな時間じゃないと無理だったらしい。

マズいなぁ。
帰り12時過ぎそうだ。昨日無理して仕事しとくんだった。
会議が終われば10時で今から2時間の遅れを取り戻すのは厳しい。

さすがに12時過ぎてから迎えに来て貰うのは気が引けるし小塚さんには遅くなると連絡してタクシーで帰ろうか。

スマホを取り出して小塚さんにラインを打ち込んでバッグに仕舞おうとするとすぐに着信音が鳴り始めた。

「はい」

『お疲れさま。俺遅くなっても大丈夫だから気を使わずに連絡して』

小塚さんからの電話を黒沢さんに聞かれるわけにもいかず休憩室に移動する。

「待たせてるって言うのが抵抗あるんですよ。タクシーで帰りますから大丈夫です」
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