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キスをして
第8章 二人の関係
「違いますよ」

「じゃあ何?」

言えない‥今言える状況じゃない気がする。
ってどの口でどう言えばいいのかも分からないし。

「私にだって色々考えることがあるんです」

「あの状況で?あの人が間宮さんが俺を避けようとした原因だよね‥元彼かな?まさか会社の人間とまでは考えてなかったから油断してたよ」

「なんであんなことしたんですか。黒沢さんだって別に始めからしようと思ってた訳じゃないと思うし」

「他の男の弁解なんて貴方の口から聞きたくない。あれ程危機感がないって言ったのに全く人の話を聞かないからキスされるんだよ」

「自分だって私にキスしたじゃない!」

「俺とあの人を一緒にするな」

――!怒らせた。
私バカだ。
変な意地張って余計なこと言ってる。だからこんな冷たい目で見られなきゃいけなくなる。
これじゃあ小塚さんを悪いと言っているようなもの。
小塚さんはただ心配してくれてるだけで何にも悪くないのに‥。

「ごめん‥言い過ぎた。間宮さんと言い合いしたかったんじゃないんだ‥そんな顔しないで」

――――

「あれ?黒沢さん帰ったんじゃ」

「忘れもん」

階段で待ってからと思ったが眞木に見つかるとは。社内まで戻らないといけなくなったじゃねぇか。

律香少しは理解したかな。
俺って毎回そんな役回り多いな。
早く振ってくれりゃぁ俺も楽なんだが律香じゃ無理か。
見かけたときはひょろっとした奴だと思ったがちゃんと守ってくれる奴じゃん。

拗れたかな‥拗れただろうな。ざまあみろ…………そら、俺か。
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