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キスをして
第8章 二人の関係
あぁ、最低。

翌朝迎えに来てくれた小塚さんの車に乗ったのはいいけど自分からはなかなか謝れない。
また余計なこと言って怒らせたらどうしようかと思って何から言えばいいのか分からない。
いつもなら私のことなどお構いなしに話す小塚さんも挨拶を交わした位で一言も話さない。
私この沈黙辛過ぎる。
運転席をチラッと見ても私に目を向けることはない。

小塚さんってよく話す人だったんだ。
会社のメンバーよりすごく静かだからあんまり話さないんだと思ってた。

こんな時なのに新しいことに気付いて嬉しいなんて私変かも。

結局会社まで一言も話せなかった。

「あ‥りがとうございました」

「うん、夜連絡して」

どうやって謝ったらいいんだっけ。ごめんってどう言えばいいんだっけ。
頭の中はそんな事ばかりが埋め尽くしていく。

「おはようございます」

シ―――‥ン
いつもの騒がしさが嘘みたいに事務所が静まり返っている。

「どうかしたんですか?」

「おはよーございます。間宮さん大丈夫ですか?」

「え?」

何!?なんか私マズいことしでかした!?
佐伯嬢が珍しく話し掛けてくる。

「りっちゃん!どうした!?」

はぇ?何々?

「私何かしましたか?」

「いいよいいよ!言い辛いなら言わなくても」

もしかして昨日の事バレてるの!?

「間宮‥ちょっと」

橘さんまで何ですか!?
皆変だよ?
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