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キスをして
第8章 二人の関係
まだ暗い時間に目が覚めた。

私を包むようにして眠っている小塚さんの腕の中で目を覚ます事がこんなにも穏やかに幸せな気持ちで迎えられるなんて初めてかも。いつも恥ずかしくてテンパってばかりで穏やかな朝を感じなかったのに…なんだか変な感じ。

私本当に貴幸の事を‥。

謝りきれないくらい後悔してる。
ちゃんと向き合わなくちゃ。
一体何年あんな思いをさせていたんだろう。
好きの意味が違う。今ならよく分かる。

だって朝目覚めて一番始めに目に映るものがこんなに無防備な寝顔で嬉しいと思ったことがなかった。

「おはよう」

突然開いた目に思わず顔を背けてしまった。

「どうしてそんなに驚くかな、それとも照れてる?」

照れ‥かも?かも!?

「今日は否定しないんだね、そんな態度取ると調子に乗るよ?浮かれるよ?」

「調子に乗ったことも浮かれたこともないじゃないですか」

「あれで調子に乗ってないなんて俺もっと調子に乗って良いの?」

もっと………?キャパ越えるからやめて下さい。

「まだ5時半ですよ?」

「間宮さんだって起きてるじゃないか」

「それは…」

「腕が痛むの?無意識だろうけど庇ってるよね」

そう、痛みで目が覚めた。
自分が思っていたより痛みが増している。腕が熱を持って腫れてきている。

「取り敢えず転けて強くぶつけたで良いじゃない。不安になるのが一番良くない」
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