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キスをして
第9章 小塚の本懐
「「「間宮さん」」」

あぁ注がれてんなぁ‥。
飲み会になると毎回間宮は全員の酒を飲む。なんだかんだと人数は15人いる全員を2巡するからかなりな量だ。
だがいつも酔わない。本人は酔っているつもりらしいが酔っていたらヒールで走ったりはしない。酔って絡み出す日下から逃げ切るのに必死なだけかも知れないが。

気掛かりなのは例年よりもピッチがかなり速い。自分で注ぎ始めた間宮に不安になってくる。

「りっちゃ~ん、今日は機嫌悪かったよね。なんで~?」

「日下さんには関係な~い」

「なんでだよ~。心配してんだよ?」

日下‥いい加減にしてくれ。
今回の間宮は録な事言わなさそうなんだよ。

「彼氏が行方不明なんだよな」

「黒沢さん言わなくて良いの!」

「気になるんだろ?おい眞木っ!捜してやれよ」

「え!?」

あぁ段々面倒な方向に…黒沢さん酔ってんなぁ~。

俺に助けを求める眞木に付き合ってやれと目で合図して形だけで良いからとタブレットを操作させる。
黒沢さんに促されて話し始めた間宮は始めこそ淡々と話していたが途中から愚痴になっている。その愚痴の止め方が分からない日下を横目に眞木のタブレットを覗き込む。

「黒沢さんも人が悪いよなぁ~あの人間宮がそこそこ酔ってんの分かってて言ってるよ」

「そうなんですか?」

「黒沢さん昔よく潰れた間宮を背負って帰ってたらしいから‥酔うとどうなるかは知ってるはず」

「付き合い長いんですか?」

「大学からの付き合い。何も出てこないならフルネームで検索かけたら?」

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