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キスをして
第9章 小塚の本懐
「私小さい"う"なんて打ったことないんだけど」
「それだけ酔ってますアピールです」
「女コワ」
「橘さん俺らそうやって女に弄ばれてるんですよ」
「外野静かにしてて下さい」
「俺そんなことより後で小塚さんに絞められそうで怖いんですが…」
眞木君の一言で男性陣の動きが停止した。そんな事はしないと言いたいけど駅で踏みつけられた男を見てるから何もフォローできない。
「可愛い可愛い間宮さんなんでしょう?」
可愛い顔して鋭い視線を男性陣に投げ掛ける佐伯嬢はどうやら普段は猫をかぶりつづけていたらしい。
―迎えに行くよ―
―会社の人と帰るからいい―
「そんな事打ったら変な誤解生まれない?」
「嘘は言ってないですから」
私とはかけ離れた性格をしている佐伯嬢を逞しく思う。
そんな事を考えていると私のスマホがけたたましく鳴り出した。
「どうするの!?」
「取り敢えず出て下さい。面倒くさそうにですよ」
言われるがまま切れることのない着信に出た。
「はい?」
『律今何処にいるのかな』
「送って貰うから良い」
『誰に?』
「誠司には関係ない」
『家に帰ってくるのか?』
どうしよう。イラついてる。
「それだけ酔ってますアピールです」
「女コワ」
「橘さん俺らそうやって女に弄ばれてるんですよ」
「外野静かにしてて下さい」
「俺そんなことより後で小塚さんに絞められそうで怖いんですが…」
眞木君の一言で男性陣の動きが停止した。そんな事はしないと言いたいけど駅で踏みつけられた男を見てるから何もフォローできない。
「可愛い可愛い間宮さんなんでしょう?」
可愛い顔して鋭い視線を男性陣に投げ掛ける佐伯嬢はどうやら普段は猫をかぶりつづけていたらしい。
―迎えに行くよ―
―会社の人と帰るからいい―
「そんな事打ったら変な誤解生まれない?」
「嘘は言ってないですから」
私とはかけ離れた性格をしている佐伯嬢を逞しく思う。
そんな事を考えていると私のスマホがけたたましく鳴り出した。
「どうするの!?」
「取り敢えず出て下さい。面倒くさそうにですよ」
言われるがまま切れることのない着信に出た。
「はい?」
『律今何処にいるのかな』
「送って貰うから良い」
『誰に?』
「誠司には関係ない」
『家に帰ってくるのか?』
どうしよう。イラついてる。