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キスをして
第9章 小塚の本懐
「怒ってるのかアドバイスしてるのかどっち?」

「怒ってる。私が怒らないと思ってたならふざけんな?怒らせたくないなら上手く隠して」

「スイスに行ったのはお世話になっていた時計師が入院したからで国際電話のやり方は知っていたから店の張り紙を書き換えてくれって姉さんに頼んだ。律に連絡しなかったのはあまり状態が芳しくなくて弱気な事言いたくなかったから‥後なんだっけ?ラインが半端だったのは飛行機の時間がギリギリで焦っていたから…後聞きたいことは?」

「黒沢さんの事怒ってる?」

「怒ってない。律があの人に頼らざるを得なかった状態を作った自分に苛ついてはいる他は?」

「愛してるはちょっと嬉しかった」

「……今言うなよ‥痛すぎて反応できない」

「痛い?」

「痛すぎる」

「ごめんね?酔ってて加減が分からなかった」

「そうか、俺も苛つきすぎて収まりどころが分からないっ」

うずくまる誠司を覗き込んだ瞬間絨毯の上に転がされる。

「騙したわね」

「元々打たれ強いんだ。一体どれだけ飲んだの。律の香りがしない」

「どれ位かな‥大瓶7本と日本酒を5合?」

「飲み過ぎそして強過ぎ」

「でももう限界…実はホテルに入ってくれて助かったの最後まで乗ってたら絶対吐いてた」

呆れた溜め息を私に降らせながらベッドに運んで胸元の釦だけを外してくれる。
明日休みで本当に良かった。
だって私を抱き寄せてくれる温もりが心地良すぎるから。
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