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キスをして
第9章 小塚の本懐
「おはよう。大丈夫?顔色悪いよ?」
「ちょっと…」
昨日の飲みすぎとやりすぎた行動への自己反省からスタートする1日。
そうだ。私ラブホテル行こうって言ったんだった。ラブホテルで朝を迎えるなんてしたことがない私とは違い慣れたように朝食を注文する彼を問い詰めてやりたいが私よりも長く生きてるんだから知っていても仕方がないことだと納得させ自分の嫉妬深さに呆れる。
「朝和食でいいよね。二日酔いにはお味噌汁が効くよ?」
「あの、昨日…ごめんなさい」
「気にしてないから、元々は俺が悪かったんだし不安にさせたんだよね?」
「不安って言うか…」
「付き合えた!ゲーム終了!みたいな事しそうに見えてた?」
「思ってないけど!何も言われないくらい信用されてないのかと思って」
「信用してるよ?まぁ昨日みたいなのは律を信用してないんじゃなくて彼を信用してないだけだから」
彼…黒沢さん?
多少強引だし攻撃的に見えるかも知れないがいい奴だけど誠司にはそんな風には一切見えていないのかも知れない。
私の唯一長く続いている友人だから仲良くして欲しいと思うのは私の我が儘だろうか。かと言って部屋の入り口から朝食の盆を持って戻ってくる誠司には言い出せない。
インスタントらしい味のするお味噌汁なのに二日酔いの私には染み渡る程に美味しい。
「今日は休み?」
「うん一応ね」
「仕事に行く?」
「ん~このまま言っても二日酔いじゃあ使い物にならないかな」
「じゃあ家でゆっくりしよう!二日酔いが醒めたら出掛けようか」
「醒めなかったら?」
「それはそれで楽しいから大丈夫」
謝罪はしたけど私が昨日怒ってたこと忘れたのかな。
朝食を食べてシャワーを浴びる暇も与えられずすぐにホテルを出発した。
「ちょっと…」
昨日の飲みすぎとやりすぎた行動への自己反省からスタートする1日。
そうだ。私ラブホテル行こうって言ったんだった。ラブホテルで朝を迎えるなんてしたことがない私とは違い慣れたように朝食を注文する彼を問い詰めてやりたいが私よりも長く生きてるんだから知っていても仕方がないことだと納得させ自分の嫉妬深さに呆れる。
「朝和食でいいよね。二日酔いにはお味噌汁が効くよ?」
「あの、昨日…ごめんなさい」
「気にしてないから、元々は俺が悪かったんだし不安にさせたんだよね?」
「不安って言うか…」
「付き合えた!ゲーム終了!みたいな事しそうに見えてた?」
「思ってないけど!何も言われないくらい信用されてないのかと思って」
「信用してるよ?まぁ昨日みたいなのは律を信用してないんじゃなくて彼を信用してないだけだから」
彼…黒沢さん?
多少強引だし攻撃的に見えるかも知れないがいい奴だけど誠司にはそんな風には一切見えていないのかも知れない。
私の唯一長く続いている友人だから仲良くして欲しいと思うのは私の我が儘だろうか。かと言って部屋の入り口から朝食の盆を持って戻ってくる誠司には言い出せない。
インスタントらしい味のするお味噌汁なのに二日酔いの私には染み渡る程に美味しい。
「今日は休み?」
「うん一応ね」
「仕事に行く?」
「ん~このまま言っても二日酔いじゃあ使い物にならないかな」
「じゃあ家でゆっくりしよう!二日酔いが醒めたら出掛けようか」
「醒めなかったら?」
「それはそれで楽しいから大丈夫」
謝罪はしたけど私が昨日怒ってたこと忘れたのかな。
朝食を食べてシャワーを浴びる暇も与えられずすぐにホテルを出発した。