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キスをして
第10章 珍事と感傷
「おせち」

お・せ・ち?

「何を頼んでるんですか!?」

「「「だって小塚さんの料理うまいんだもん」」」

だから何故こんな時だけシンクロ出来るのよ。

「皆さん毎日カップ麺では辛いらしくて俺も律の体調心配だしだからお節くらいは皆の分もまとめて作ろうかなと」

「ちゃんと材料費払うから」

そう言う事じゃないですよ!?皆忙しさと徹夜ハイで頭飛んじゃってるの分かるけど理性は保ってよ!

「じゃあこれ荷物と新しいお弁当。今度は食べてね」

「ちょっと誠司」

私の呼び止めを無視して颯爽と帰って行く誠司に申し訳なく思ってしまう。
確かにまともな食事があるのは嬉しいけどせっかくの休みでしかも正月なら家族の用事だってあるかも知れないのに。
誠司がすると言っているなら私が皆を止めるわけにはいかないし反論もせず作業を再開した。

午前1時に顔を洗い新しく持ってきてくれたお弁当を食べる。
午前1時に電気を煌々と付けて一心不乱にパソコンに向かい続ける姿は慣れない人からすると異常かも知れない。

取り敢えず5時まで仕事してから仮眠を取ろう。決して予定通り作業が進んでいるとは言えないのだから。
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