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キスをして
第3章 間宮の憂鬱
あの頃はまだ徹夜してたなぁ。

いつ辞めてやろうかと考えながら結局居座っている。
給料安いし、休み無いし、残業代は出ないしでも辞めなかったのは楽しかったからだ。

職場が楽しい場所なんてなかなか無い。だからいつまでも私はここに居座る。

何より私はデザインの仕事が好きだ。

「えぇっ」

「ご帰還早々ショックなのは分かるけど頼むよ」

「分かりました」

でもたまに新人がトんでいく……。
追加で渡される発注書…。
よくよく見ればギリギリの物もある。
思わず出てしまう溜息も皆同じだ。

今日も残業決定だなぁ。

パソコンを開いて作業を始める。仕事を始めればトイレ以外に席を立つことはない。そんな暇があるなら手を動かせだ。

もうすぐ定時の17時……まぁ。此処にいるメンバーには全く関係ないが一応気になる。

「デザイン部の皆様っ」

いきなり大きな声で浮かれて入ってきたのは昼間別れた黒沢さんだった。

「嫌な予感しかしませんね」

「俺もそう思う」

日下さんも同じ事を言う時は駄目な時だ。

「今度リニューアルオープンするマックスの発注書‥全部取ったぞぉぉ!!」

…………………

マジか!!

全部か!!!

ふざけるな!!!!
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