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キスをして
第11章 小塚誠司
「何だ間宮かよ」

「なんですか?私が日曜日に居ちゃ悪いですか?昼間に居るのがおかしいですか?」

「絡むなよ」

帰れなかった。
急な変更依頼で月曜の入稿の為に帰れなくなったのだ。
今日は橘さんと2人だから逃げるように作業して帰るつもりだったのにまさか橘さん不在時に黒沢さんが来るとは思っていなかった。

「他の人は?」

「橘さんが居ますよ。今はお昼食べに行ってますけど私は今の作業が終わったら帰ります」

「昼がまだなら付き合えよ奢るから」

――――

「お前仕事終わるの遅すぎ」

「自分が終了予定聞かなかっただけでしょ!」

「何食いたい?」

会社を出て駅へ向かう。黒沢さんと2人で話すのは冬のあの日以来だ。

「ねぇ前に誠司からのメモ渡したでしょ、アレって何だったの?」

「俺今そんな話してたか?」

聞くなと言わんばかりの眼光を向けられ口を噤む。

「揚げ物食べたい」

「揚げ物…天ぷら?とんかつ?エビフライ?…あとは」

「とんかつ!」

「了解」

駅前の通りから奥に入った場所にあるこじんまりとしたとんかつ屋に入っていく。

「どうしよう…エビフライも食べたい」

「喰やいいだろ」

「ん~よし!コレにする!大海老カツと特上ヒレカツ膳」

「一番高いやつかよ!」

「クリームコロッケも食べたい…」

「お前なぁ…はぁ半分喰や良いんだろ」
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