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キスをして
第11章 小塚誠司
「怒らないから」

怒られること何て一つもないんだけど。
私が言ったら迫ってるみたいだしお姉さんに聞かれたって言っても気にしてるみたいだし何て言えば…

「そんなに考えないといけないの?」

「けっ」

婚って言ったらマズいよね。

「け?」

どうしよう!何か誤魔化す言葉を!

「結婚とか言われたのかな?」

「‥知ってたの?」

「まさか姉さんなら言いそうだろ?30過ぎた辺りから顔合わせる度に聞かれたからね‥でも結婚するために相手を探そうとは俺は思えなくて」

じゃあ結婚は考えてないって事?

「好きだと思った子と付き合って結婚も良いなぁと思えたら位にしか思ってないんだ」

どっちに取ればいいの?
にこやかに口調も変えずに言われたらどう捉えていいのか分からない。
まだそこには達してませんって事?

「姉さんは言いたいだけだから流しておいてよ。あんまりだったら俺から言おうか?」

「大丈夫!気にしてないから!」

「‥そう?律がそう言うなら良いんだけど」

「そうだ!私買い物に行かないと!」

「くくくっ‥話逸らすの下手だね。俺も付き合うよ」

外に出ると空が赤く染まり始めた頃だ。

「流石にちょっと寒くなってきたね」

差し出された手にまた誰かに見られるんじゃないかと思ったけど素直に手を重ねた。
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