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キスをして
第11章 小塚誠司
「何買いに行くの?」

商店街もスーパーも過ぎて駅前に向かう。

「新しい個人用のUSBとスケッチブック」

「USBを使っているのはよく見るけどスケッチブック使うことがあるの?」

「あるよ~急に思い付いた時とか。これ忘れたら人生終わるなって時には必死だよ」

「やっぱりスランプとかあるんだね。皆間宮は優秀って口を揃えてるから大丈夫なのかと」

「まさか!スランプになること多いよ。早めに対処はするけどね」

「例えば?」

「固まっちゃう前に人に聞くとか椅子の上で三角座りして好きな音楽聞くとか‥後は公園で黄昏る」

「三角座りって‥」

「落ち着くのよね。誠司だってスランプあるでしょ?どうするの?」

「あ~…」

あれ?黙ってしまった。また私をからかう事とか言う気だろうか。

「何よ?言えないことなの?」

「変なことはしてないよ」

妙に言葉を濁すのが気になって誠司の前に立って顔を見上げる。

「…姪と遊ぶとか」

「子供と遊ぶとかするんだ!でもお姉さん結婚してるもんね居ても変じゃないよね!何歳?可愛い?」

聞いてはいけないことだったのか言い辛そうに眉をしかめている。
姪と遊ぶのは変な事じゃないでしょ。

「姉さんは二十歳で妊娠がきっかけで結婚したんだよ。だからその‥」

ああそういう事ね。
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