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キスをして
第13章 律香の本懐
「真木ちゃんなに呑む?」
「ビールでいいや。間宮さん大分呑んでます?」
「大丈夫」
「·····大丈夫じゃないんですね。姫さん水あげて」
「真木ちゃん優しいわよね。私の事姫さんって言ってくれるの真木ちゃんだけよ」
「確かにガタイのいいのおじさん姫とは呼ばないよね」
「言わないの!」
「大丈夫。姫さん綺麗だから」
「真木君。ママにそんなこと言うと服がもっとえげつなくなる」
「間宮ちゃんみたいな服は私は着れないの!」
「嘘だぁ。着物とか来たら綺麗だと思うよ」
誠司がスイスに発ってしばらくした頃『いつまでも暗い間宮さんは嫌だ』と自分が出入りしているオカマのお姉さんがいる店に連れてきてくれた。
始めは騒がしいしズケズケ言われてしまうから辛かったけどカノジョ達的には気を使ってくれているらしい。
「さすがに呑みすぎよ。間宮ちゃんが潰れるとは思ってないから信用はしてるけど」
真木君の時くらい酔わせて欲しい。
家で一人で飲んでいても酔わないし、橘さんの前ではこんなに酔うほど呑むことは気が引ける。
そこはやっぱりゲイだって分かってるからなんだろうな。
「そうだ。間宮さんコンペおめでとうございます」
「ありがと」
「デザインめっちゃ綺麗でした」
「ありがと」
「間宮ちゃん仕事順調なのね」
「お陰様で」
橘さんだったらここで多少の発破をかけられるんだろうけど単純に称賛されるのはただただ嬉しい。
「ママぁ~お水呑んだよ。ジントニック」
「間宮ちゃんそれは水の意味ないんじゃないかしら」
「ママはお酒出すのが仕事!私は今打ち上げ中!」
「間宮さんが崩壊してる!打ち上げなら俺来るの待っててくださいよ!」
久し振りだなぁ。この馬鹿なノリ。
「ビールでいいや。間宮さん大分呑んでます?」
「大丈夫」
「·····大丈夫じゃないんですね。姫さん水あげて」
「真木ちゃん優しいわよね。私の事姫さんって言ってくれるの真木ちゃんだけよ」
「確かにガタイのいいのおじさん姫とは呼ばないよね」
「言わないの!」
「大丈夫。姫さん綺麗だから」
「真木君。ママにそんなこと言うと服がもっとえげつなくなる」
「間宮ちゃんみたいな服は私は着れないの!」
「嘘だぁ。着物とか来たら綺麗だと思うよ」
誠司がスイスに発ってしばらくした頃『いつまでも暗い間宮さんは嫌だ』と自分が出入りしているオカマのお姉さんがいる店に連れてきてくれた。
始めは騒がしいしズケズケ言われてしまうから辛かったけどカノジョ達的には気を使ってくれているらしい。
「さすがに呑みすぎよ。間宮ちゃんが潰れるとは思ってないから信用はしてるけど」
真木君の時くらい酔わせて欲しい。
家で一人で飲んでいても酔わないし、橘さんの前ではこんなに酔うほど呑むことは気が引ける。
そこはやっぱりゲイだって分かってるからなんだろうな。
「そうだ。間宮さんコンペおめでとうございます」
「ありがと」
「デザインめっちゃ綺麗でした」
「ありがと」
「間宮ちゃん仕事順調なのね」
「お陰様で」
橘さんだったらここで多少の発破をかけられるんだろうけど単純に称賛されるのはただただ嬉しい。
「ママぁ~お水呑んだよ。ジントニック」
「間宮ちゃんそれは水の意味ないんじゃないかしら」
「ママはお酒出すのが仕事!私は今打ち上げ中!」
「間宮さんが崩壊してる!打ち上げなら俺来るの待っててくださいよ!」
久し振りだなぁ。この馬鹿なノリ。