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キスをして
第3章 間宮の憂鬱
「疲れた…」

駅を出たらいつも言ってる気がする…

何とか終電には間に合ったけど少し仕事を持ち帰ってきている。
一応会社は土日休みの週休2日制だから修正の電話は少なくなる。
みんなは会社の方が作業がし易いからと土日も出勤するが私は折角の休みは会社には行きたくない。
まぁ、土曜はたまに仕事するけど…

入社した頃は出勤していたが今は段取りも上手く調整できるようになって帰るようになった。
皆も分かっているから私の休みには電話をしてこない。

アパートに着くと小塚時計店の電気は消えている。
ちょっとホッとしている自分にホッとした。

ソファに倒れ込むように横になると深いため息が出る。

いつもは点いているのに…

プリンの容器早く返してしまいたかったのに…

いつもみたいに声掛けてくれたら渡しちゃえるのに…

自分から行きたくないなぁ…

小塚さんに会ったのは月曜の朝。あからさまに早く出勤しようとしてたのバレてたかな。

私にキスしたこと忘れてたなら私の態度変だと思っただろうな。
覚えてたら私だけ気にしてるの可笑しかっただろうし。

……………駄目だ。これじゃあモヤモヤして眠れないじゃない。

「お酒買ってこよ」

重い身体を起こしてコンビニへ向かった。
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