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キスをして
第13章 律香の本懐
「····こんな日まで仕事持ってくんなよ!」

「言わないでよ!私だってしたくなかったわよ」

「この控え室は俺達が準備する場所であってお前の仕事する所じゃねぇよ」

「佐伯さんごめんね!」

「大丈夫ですよ。式までには上げてちゃんと出席して下さいね」

「任せて!仕事だけは得意だから!」

「威張るとこか!」

佐伯さんは優しいのに黒沢さんは恐い。

確かにこんな式開始40分前に仕事する羽目になったのは申し訳ないとは思ってるし控え室借りて悪いって分かっているけどロビーで作業するなって言ったのはあんたでしょ!

発注側にミスがあったらしく平謝りで午前中に訂正して欲しいと言われたお陰でこんな状況になっている。

ロビーで黒沢さんに捕まったお陰で大学時代の先輩達に笑われるしからかわれるし今日は酷い日だ。

「新郎様新婦様リハーサルをさせて頂きたいのですが~」

「分かりました」

「あの····こちらの方は··」

「放置で大丈夫ですよ」

「間宮さん。私たち一旦席外しますけどゆっくり作業しててくださいね」

「ありがとう!ホントごめんね」

さぁ。人がいなくなった今がチャンス!
死ぬ気で終わらせます!



「間宮さん大丈夫かな」

「大丈夫。間に合わせるだろ」

「····そっちじゃなくて」

「俺らは頼まれたことを遂行するまでで。余計な事は考えるな」

「何でそんなに余裕なの!」

「信用はしてるから」

「その前に会場入りまだみたいよ?」

「マジか!?」

「デザイン組は早めに着けたの橘さんだけだって」

「あいつら何やってんだ」

どいつもこいつも何でこんな日まで余裕がないんだよ。

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