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キスをして
第13章 律香の本懐
「小塚さんもすっっげぇ忙しいのにありがとうございました」

「嫌味にしか聞こえないんだけど?」

「分かってるじゃないですか」

「嫌味言われる次いでに聞きたいんだけど律は?」

「間宮なら大学時代の男の先輩と呑みに行きましたよ」

「え」

よし。
ダメージ受けてるな。

「まぁ。元カレだし間宮の酒飲んだ状態も知ってるから大丈夫ですよ」

分かりにくいけど動揺してるようで安心したぜ。

「でも初めての男なんて印象きつかったりしますしね。まぁ、間宮はフリーだし俺らが気にすることじゃないですよ」

「そうですよね」

「用事でもあったんですか?」

「や、あぁ、まぁ」

「解散する頃に連絡くれって言っといてあげますよ」

素直に俺の提案に応じて橘さんと共に会場を出ていった。

「貴幸さん。うまくいった?」

「どうかな。真木の言う通りにしてやったけどどうなんだろうな」

「間宮さん呑みに行っちゃったんでしょ?結局このまま帰るなんて事は」

「それは俺らが言うことじゃないだろ」

「だよね···よし!皆そろそろ帰るしスタッフさんに食事のお願いしてくるね」

「俺行くからいいよ。友達と話してて」

多分大丈夫。
これ以上律香の状態が悪くなることはきっとない。




「呑みすぎたかな」

少しふらつく歩みでアパートの階段を上って鍵を漁る。
女の先輩達が居て良かった。
解散が楽で助かった。
私一人だったらずるずると二次会参加させられていた気がする。
ドアを開けて中に入ってカウンターで水を飲む。

「着替えなくちゃ」

でも帰ってきたらお酒を飲むつもりだったから好都合だったかも知れない。
だって呑まないと今日の事をひたすら考えてしまうのが分かっていた。
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