この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キスをして
第13章 律香の本懐
「やぁ!だ··めぇっ!!」
イきすぎておかしくなりそう。
誠司との身体の境界線が分からなくなって意識ごと全てなくなってしまいそうな感覚に陥っていく。
「────っっんあああ!!」
汗を滴らせながら私の肩に顔を埋める誠司の身体に手を添えたまま息が落ち着くのを待った。
ナカを満たしていた圧迫から解放されぽっかりとした喪失感に違和感を覚える。
「ねぇ。誠司くん」
「何!?」
「キスしたい」
「へ?」
「だめですか?」
「俺にそれを言う意味は分かってるんだよね」
「誰よりも分かっているつもりなんだけど」
「いいの?」
「誠司じゃなきゃ意味がないの」
誠司が上体を起こして私を真っ直ぐに見つめる。
交錯する視線が気持ちを急かす。
少し戸惑った誠司が何を思っているのか私には分かるような気がした。
「好き···あの頃からずっと誠司が好─」
言い終わる前に唇を塞がれる。
唇を吸い舐める。これが今からされる事への合図だと知っている。
誠司の舌を誘い受け縦横無尽に口内を犯される感覚に熱が上がる。
舌を絡めとるように掬い吸い上げて柔く噛み付く。
私の弱い箇所を全て知り尽くした誠司に意識を全て奪われていく。
「ん··は、ん─」
誠司の髪に指を絡めると抱き起こされて身体を反転させられる。
誠司に覆い被さり唾液が混ざり合っていく。
「ふっ··そんな顔してたらもう一度抱きたくなるでしょ」
「好きでしてるんじゃないもん」
「それは誉め言葉なの?」
「······今のなし」
誠司の胸に額を当てて顔を隠す。
追及するわけでもなく静かに私の髪をすかして遊んでいる。
「律」
「?」
真面目な声で呼ぶから気になって顔を上げる。
「愛してる」
イきすぎておかしくなりそう。
誠司との身体の境界線が分からなくなって意識ごと全てなくなってしまいそうな感覚に陥っていく。
「────っっんあああ!!」
汗を滴らせながら私の肩に顔を埋める誠司の身体に手を添えたまま息が落ち着くのを待った。
ナカを満たしていた圧迫から解放されぽっかりとした喪失感に違和感を覚える。
「ねぇ。誠司くん」
「何!?」
「キスしたい」
「へ?」
「だめですか?」
「俺にそれを言う意味は分かってるんだよね」
「誰よりも分かっているつもりなんだけど」
「いいの?」
「誠司じゃなきゃ意味がないの」
誠司が上体を起こして私を真っ直ぐに見つめる。
交錯する視線が気持ちを急かす。
少し戸惑った誠司が何を思っているのか私には分かるような気がした。
「好き···あの頃からずっと誠司が好─」
言い終わる前に唇を塞がれる。
唇を吸い舐める。これが今からされる事への合図だと知っている。
誠司の舌を誘い受け縦横無尽に口内を犯される感覚に熱が上がる。
舌を絡めとるように掬い吸い上げて柔く噛み付く。
私の弱い箇所を全て知り尽くした誠司に意識を全て奪われていく。
「ん··は、ん─」
誠司の髪に指を絡めると抱き起こされて身体を反転させられる。
誠司に覆い被さり唾液が混ざり合っていく。
「ふっ··そんな顔してたらもう一度抱きたくなるでしょ」
「好きでしてるんじゃないもん」
「それは誉め言葉なの?」
「······今のなし」
誠司の胸に額を当てて顔を隠す。
追及するわけでもなく静かに私の髪をすかして遊んでいる。
「律」
「?」
真面目な声で呼ぶから気になって顔を上げる。
「愛してる」