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キスをして
第4章 間宮の受難
「間宮さんそこに座って下さい」

ベッドの前に向かい合わせで座らされる。なぜか正座で。

「一体何の呼び出しだったのか今の所聞く気はないですし、誰とお酒を呑もうと意見はしません。ですが部屋に男の人入れるって何を考えているんですか?」

あんまり歳変わらなさそうな人に説教されてる自分が情けないです。

「大丈夫だと思って」

「お酒呑んでる男は信用しないで下さい」

自分もいつも呑んでるじゃん!!

「簡単に部屋に男入れるのも男の部屋に行くのも危ないです」

うん、だから…今の私はどうなる!?

「彼氏とかなら良いですけど」

「はい!彼は大丈夫です」

「彼氏なんですか!?」

「違いますけど」

「なら」

「でもゲイです。失恋中です」

………………

「だからご安心下さい」

「安心して欲しいんですか?」

………ん?
流れが変わった?
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