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キスをして
第4章 間宮の受難
私は小塚さんを自棄にさせるのが得意らしいことが判明した。

多分彼はやさぐれている……。
どうやら私に全力で首を振られたのがショックだったらしい。

「その瓶何ですか?」

「ノッキーン・ポチーン」

「のっきーん?」

「90度の酒です。これを呑めば100%勃ちません」

そこまでの覚悟でヤるんですか!?

「そこまでしなくても‥」

「しますよ。只でさえ今日はお預けされたのに貴女は誘惑しかしない。そのくせ俺の誘いは断る」

地が出てますよ…。
っていうか誘惑なんてしてないし!!

そんな私の葛藤など気付いていないのか瓶に手を掛け呑もうとしている。

「小塚さん!無茶は駄目です!」

やめさせようと瓶を取り上げようと私も瓶を掴んだ。驚いている小塚さんから瓶を抱き込むように奪い取って後悔した。

アルコールきっつ!!

匂いだけできつそうなのが分かる。
よくこんなの飲めるわね!!

あ‥待ってまずい…

あまりの刺激に既に酔っていた私は匂いだけでアルコールに呑まれて意識が薄れていく。

抱き留められた感触を最後に途切れた。
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