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キスをして
第4章 間宮の受難
あぁ‥今何時かな?
頭が少ししびれた感じがするのは昨日のお酒のせいだ。

眠たいなぁ‥
カーテンからは青白い光が射し込んでいる。
枕元に置いてあるスマホを手を伸ばして探るが一向に見つからない。
イライラして起き上がるとハッキリと目が覚めた。

昨日小塚さんの部屋に泊まったんだった。
小塚さんは既に居なくてシーツも冷たい。そもそも私一緒に寝たのかな?
頭が痛い‥飲み過ぎたからなのは分かっている。
昨日私いつ寝た?

動かない頭を必死に動かして記憶を探ると徐々に昨日の失態を思い出してきた。
しかも私小塚さん放って寝ちゃった。

私がベッドに寝ているという事は運んでくれたのだろうけど昨夜の流れで寝てしまった私に怒っているだろう事は想像できる。

しかも私変なこと言ったような記憶がある。

朝から鬱になりそうだわ。

時計を見るとまだ6時半だ。出勤までには時間がある。
でも家に帰って化粧もしないといけないしシャワーも浴びたい。

私は急いで私服に着替えて部屋を出た。

廊下に出るとリビングからは明るい元気過ぎる笑い声が聞こえている。

眞木君起きたんだ。
時折聞こえる穏やかな笑い声は小塚さんの笑い声だ。

眞木君と話しているなら昨日の突っ込みは何もされないだろうとちょっと気が楽になりながらリビングのドアを開けた。
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