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キスをして
第4章 間宮の受難
シャツの釦を器用に片手で外し上半身を裸にしていく。

両手で包まれた胸は厭らしく形をかえる。
蕾を時折掠める指は私の反応を窺っているようだが私にはどうやって答えて良いのか分からない。

「して欲しいことは言って良いんですよ?」

知っててヤってるんだ。
私そんなにスキルないのに‥

それでも私の蕾は触って欲しいと言わんばかりに立ってしまっている。

早く言ってと言われているみたいに何度も掠める指はすごく意地悪だ。

「言えば楽になれますよ」

言えば意地悪せずに触ってくれるのは分かるのにそれでも恥ずかしくて言えない。

切なく震える蕾は私の涙さえ誘ってくる。
「―――じらさないで」

とても小さな声だったはずなのにフッと意地悪く笑って「いいよ」って耳元で優しく囁くから更に熱を上げてしまう。

胸の蕾を引っかき摘まんで遊び始めた手に翻弄されていく。

「や…んっあっ…」

「自分でも分かります?すごく硬い」

一々言わないで‥って言いたいのに言えないくらい私の頭は快感にのまれてしまってる。

舌は私の肩甲骨を甘噛みして強すぎる快感をくれる。

前からも後からも与えられる熱に逃げ場を失って悶えるしかない。

「感じながらも冷静でいようとしているでしょ」

「違っ」

「そんな事許しません。俺だけを感じて下さい」
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