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キスをして
第5章 小塚の本領
とは言っても、いつもランチタイムには人が並んでいるカフェと言うこともありテイクアウトには少し時間がかかる。

会社に戻ったのは40分以上経ってからだった。

「戻りました~」

「りっちゃん遅「ケーキ!買ってきましたよ」

これくらいの奉仕は忘れない。目を輝かせて受け取る日下さんは皆に召集を掛ける。

「佐伯さんも食べてね」

こういう機会じゃないと佐伯嬢はデザイン部には近付かない。呼べば嬉しそうに混ざりに来てくれるから嫌ではないのだろうが普段パソコンに向かったきり話さない集団に近付きにくいのかも知れない。

デザイン部の衝立の向こうにはいつもイライラ黒沢さんがいるからかも知れないが…。
黒沢さんもなぜにこやかに出来ないのか…。
プライベートは普通なのに。

私はケーキを確保しデスクに戻ってカフェランチを堪能する。

「美味しい~」

至福だわ。基本パンかおにぎりかカップラーメンの三択の日常からすると幸せ過ぎる。
いつもがおかしいのかもとは思ってるけど作業しながらササッと食べられるものが楽なんだよね。

「何1人で旨そうなもん食べてんだよ」

「燃費悪いんで」

「間宮は食べなきゃ頭動かないもんな。食べても太らんのは羨ましい限りだわ。早く年取れ」

「もう27ですよ」

「俺39。まだまだだな」

何をしに来たのかと思っていればちゃっかりデスクに発注書を置いていかれていた。

さすが橘さん面倒なのばっかり、また残業になりそうだ。
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