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キスをして
第5章 小塚の本領
眞木君は早くに帰ったから寝ているだろうし、橘さんは施工に行っている。
黒沢さんには電話できそうにないし、接待に行っているかもしれない。

あと残っている履歴は小塚時計店。
起きているだろうか…。

終電帰りでも灯りが点いていたことはよくあるし、3回鳴らして出なければ切ろう。仕事をしていなければ2階に居るだろうし大丈夫かも知れない。

通話を押し呼び出し音を数える。
1回‥2回‥3

「はい。小塚時計店です」

「もしもし」

「間宮さん?どうしたんですか?こんな時間に」

「あの10分位話してて貰えませんか?」

「大丈夫ですけど何かあったんですか?」

「多分気のせいだと思うんですけど後を付けられてる気がして‥家に着くまで話してて欲しいんです」

ガチャガチャと物音が聞こえてくるからまだ作業をしていたのかも。

「間宮さん今どこですか?」

「駅から商店街に抜ける路地に入った辺りです」

「そのまま商店街に入って道を逸れたりしないで下さいね。あと番号教えて下さい掛け直します」

番号を伝えて通話を切ると暫くして見覚えのない番号から着信が鳴った。

「今日も遅かったんですね」

「手間のかかるのばっかり貰っちゃって」

「間宮さんは優秀だから」

「そんな事ないんですよ?」

気分を紛らわしてくれようとしているみたいでお昼は何を食べたとかたわいのない話しをしてくれる。

商店街に入り唯一明かりのあるコンビニを目指す。
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