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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第8章 カリスマ星の宿命という男
「数日で手駒100人・・・・・」
「足りませんか?
では150人‥一度に動かせるのはこれが限度でしょう‥
あまりに集団を作ると、余計な疑心を呼びます‥‥
そうですね‥貴方が此処に来る迄と同じ3日後、ミュンヘン郊外に150名揃えて見せましょう、それで証拠になる‥違いますか?」
この程度の人数ならば、賢人共へのゴリ押しで簡単に動かす事が出来る‥
逆らえば粛清されるのは賢人共、どちらを取るかは自明の理。
「・・・
それが独国政府側では無い証拠は?
情けないながら、今のバイエルン軍が簡単に動けるとは思えん‥
実際にバイエルン軍に居た私だから言える事だ」
「ええ、バイエルン軍は再編中のようで、急には動け無いと思います‥
ですがアドルフ殿、世の中には第3の選択というものがあり、この独国でも軍や政府に属さない者も存在しますよ?」
「・・・・・
噂だけは聞いた事がある、独国内に存在する裏社会‥
行けば生きて戻る事が出来ないと言われる、巨大闇組織の存在・・」
Cross selsの名は独国内でもタブー視されていて、口に出しただけでも命は無い‥
そんな風潮が、国内に流れているらしい。
多分に関与されたくない本部が流した噂‥
それ自体に異論は無い、逆に丁度良い隠れ蓑になる。