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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第8章 カリスマ星の宿命という男
「・・・
では貴方が・・貴方達ナチ党が変えれば良いではありませんか?
火種を利用し、独国政府に食い込み政権を掌握してしまえば、全てはアドルフ殿‥貴方の思うがまま・・・」
「・・今のナチ党を見れば現実的では無い‥
完全に統制が取れていれば良いが、ナチ党の中には左翼派も右翼派も存在する‥‥
もし私が行動を起こせば、左翼派は喜ぶだろう」
「では、それすらも力に変えれば貴方はより高見に登れる‥
及ばずながら私も協力しましょう、これでも国内繋がりは深い‥‥
とは言っても、私の繋がりは少々特殊ですがね」
今このバイエルン州地方は、首都ベルリンの独国政府に抑え付けられ、バイエルン州は独国政府寄り‥
先も思ったが、バイエルン州の反ベルリン感情が高いのを利用し、何だかの旗印を上げる事が出来れば、自ずと人は集まる。
成功率は半々だが、市庁舎を襲うのも良いかも知れない‥
ただし、ナチ党の絶対数が足りな過ぎるのが最大難問だが。
「言ったような星を詠む技で、私の未来が分かるとでも?
それとも特殊な繋がりとかで、行動する気なのか??」
「証拠が無ければ只の空想話‥‥
そう‥出所を問わずと約束出来るのであれば、数日で指揮可能な優秀な手駒を100人程集めて見せましょう‥‥私にはそれが出来ます」