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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第8章 カリスマ星の宿命という男
(今頃、力の効果が出ている頃でしょう・・)
香草はルーク達に使ったのとほぼ同じ物で、主成分は性的興奮を高める物でしかない。
違うのは、一時的にでも私の力を与える事によって通った神経と血管であり、こちらが不能を再起させた本当の理由。
(ですが‥これで信じるでしょう‥
残るは本部遺跡での人員確保・・)
いや‥その前に1つやらなくてはならない。
「貴女1人を置いて、今日は帰って良いですよ、女主人には何時も通りに言う事‥良いですね?」
「勿論です・・」
適当に女性を1人選び、残りは娼館へと帰す‥
あのネックレス以来、女主人は私に優先的に娼婦を回す、そして帰って来なくても文句1つ言わない。
「貴女はこちらです」
「はい・・・」
女性を連れて主寝室へ入り、すぐさま女性の両手を後ろ手に縛り、口には猿轡を噛ませた。
「お客様が盛っているというのに、こちらの声が聞こえてしまうと無粋ですからね‥
それに大してその気が無いんですよ私は‥‥」
そう‥女性を此処に連れて来たのは、血の補給の為‥
先ほどの事で少々力を消費した、その補給‥それだけで、他の感情は無い。