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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第12章 政党を我が物に‥
「また会いましたねテレーザ?」
「ゼクス様!?
その軍服は・・・」
どうやら彼女は、軍服姿である私に気付かなかったよう‥
声を掛けられ、かなり驚いた顔をしている。
「ああ‥
先ほどアドルフに呼ばれた時に‥
似合いませんか?」
「い‥いえ‥
大変良くお似合いです、まさか指導者自らから頂けるとは、ゼクス様を本当に信頼しているご様子」
「信頼はされています、政治的な事から個人的な事に至まで、色々と相談を受けますよ‥
内容は‥勿論秘密ですがね・・」
「当たり前です‥
最高幹部様の相談など、私みたいな1軍人では聞く事も罪・・」
「それは今はいいでしょう‥
見回りですね、少し座りませんか?」
「命令ですかそれは?」
「・・・
ああ‥命令権があると言っていましたか‥
命令する気はありません、私は普通にテレーザと話してみたくなったまでの事」
「・・・
分かりました、見回りがありますので短時間で宜しければ‥」
「ええ‥それで構いません‥」
彼女を誘い、外にあるウットデッキへ連れて行き、端の方に彼女を座らせた。