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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第13章 偽装恋愛ー盟主の罠とルークの葛藤
「んっ‥んっ‥ぁぁ‥‥」
「ふっ‥離しませんよテレーザ‥‥」
外をルークに任せ、私とテレーザは別荘内の、私に当てがわれたゲストルームへと、キスし合いながらもつれ込んだ・・
「こんな時、軍服は邪魔ですね・・」
「コンラート様にお似合いですのに‥」
「男女の関係に軍服は必要ですか?」
「・・いいえ‥‥」
またテレーザにキスをし、私は武器を置き帽子を脱ぎ、軍服の上着とタイだけ外し、手短にあった椅子へと掛けた。
親衛隊であるテレーザに、下手な事は出来ない‥
この軍服も誇りだろう、それを床に脱ぎ捨てる訳にもいかず‥と言った所・・
テレーザは帽子と上着は脱いだが、後は迷っている様子‥
それは別に構わない。
「髪を下ろしている姿が見たい‥テレーザ‥」
「あっ‥‥」
自分のYシャツのボタンを数個外しながら、テレーザの髪を留めているピンを引き抜く‥‥
フワッと流れるように落ちる彼女の金茶の髪‥
背の中ほどまである、少々ウェーブが掛かった綺麗な髪だったとは‥‥
「見違えますね‥
まるで少女のように美しい‥‥」
「そんな事は‥
コンラート様のような美丈夫に言われても、説得力に欠けます‥‥」
「私はただ本心を言っているまで‥
本当に美しく綺麗です、まだ20代前半だったとは、私の目は確かだったかと‥‥」