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第13章 偽装恋愛ｰ盟主の罠とルークの葛藤

『別のやり方もありますよ‥
ルーク、貴方ならではの方法が‥‥』


盟主はCross sels(ｸﾛｽｼｰﾙｽﾞ)を使えと指示しておられる‥
確かに何者かを調べるのなら、組織内が一番有利。



「分かりました‥」


「それと・・・」


「？？
なんでしょうか？」


まだ何か？？



「パウリーネとは会っているんですか？」


「・・・・・いえ‥
なかなか時間が取れなく・・・」


「良いんですかそれで・・・」


「・・・今の所は・・・」


「・・・・・」


会いたく無い訳じゃ無い‥
でも、最近の自分と彼女の現状を考えると、パウリーネに会うという選択肢は‥‥無い。



(盟主が彼女を居城に連れて行って直ぐに会った・・・)


あれはもう数年前の話・・・



―――――――――



盟主が暗躍した後始末に、無階級を無事に居城に戻るのを見届けた後‥


自分は、居城に連れて来られたというパウリーネと会う事にした。


パウリーネに当てがわれていた部屋は、居城の客室の１つ‥
そこまで悪い待遇は受けて無い。


その事に安心し、パウリーネが居る客室へと入った・・



「っ！
ルークさんっ！！」


「パウリーネ・・」


自分が見たパウリーネは、豪華なドレスに身を包みながらも、足首に鉄製の足輪と、それから繋がる長い鉄の細い鎖。