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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第13章 偽装恋愛ー盟主の罠とルークの葛藤
何故という理由は分かる、逃がさない為と安全の為・・・
「パウリーネ‥
何か不自由していないか?」
「私も‥分かりません‥
こんな綺麗なドレスに豪華な食事、でもこの部屋から出られない‥‥」
パウリーネ自体も困惑しているのが良く分かる‥
いきなりの環境の変化、それも鎖付き‥‥
此処に入る前に、調教と拷問の賢人に言われた、彼女をどう調教したいのかと‥
自分的には今のままで良い‥そうは言ったが、最低限の調教は必要だと逆に言われた・・
「パウリーネ‥
部屋ばかりだと、つまらんだろう‥
少し歩いて見ないか?」
「でも鎖が・・・」
「鍵は貰って来ている・・」
足枷と鎖を繋ぐ鍵‥
それを解いてパウリーネを自由にした。
「外に‥この居城の中にある、庭園に行って見ないか?」
「庭園?」
「そんなに面白いものじゃないかも知れないが、中庭のような庭園があるんだ‥」
パウリーネは自分の説明に一瞬考えたよう‥
「・・・
ルークさんと一緒なら‥行きます」
「俺と一緒なら、危ない事は無いから‥」
「・・・・・はい」
パウリーネの手を取り客室の外へ‥
産まれた時から暮らしている自分に取れば、居城の中は庭みたいなもの。
居城の中の中庭‥
そこは、あまり人が来ない、自分の数少ない安らぎの場所・・・