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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第13章 偽装恋愛ー盟主の罠とルークの葛藤
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「ルーク?」
「っっ!!
すみません・・・」
パウリーネの話だというのに、浮かないルークの顔‥
「・・彼女に何かありましたか?」
「それは‥
ただ俺は、もう1年以上彼女に会っていません‥
俺が嫌いじゃないと言ったパウリーネは‥もう居ない・・」
完全に何かあったのは確か‥
これでいて、執着心という言葉が無かったルークが、数少なく執着を見せた彼女。
だというのに1年以上会って居なく、更に彼女はもう居ないと言う。
(ルークの言葉から想像するに、関与しているのは‥‥)
言葉少ないルークだが、子供の頃から私にくっ付いていたせいか、考えを読み解くくらいは出来る。
今のパウリーネは、ルークが求めていたものと違うと言いたいのだろう。
「・・理由を説明してみなさいルーク?」
「それは‥‥はい‥
多分‥居城内での調教のせいだろうと‥
今のパウリーネは、ただ性的な事しか見ない人形、俺は‥普通にしている彼女が良かった・・」
「そういう理由ですか‥
私はルークの好みにと言った筈ですがね、全く余計な事を‥‥」
少し上を見上げ星を詠む・・
パウリーネに起こった出来事、それを星読みで紐解けないかと・・・