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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア



「・・・・・」


「・・・・・」


結局、自分がパウリーネを後ろから抱き締めて入る‥
これでパウリーネも納得してくれた。



「・・・・・傷」


「あまり‥見ないでルークさん‥」


パウリーネの背中には、鞭と分かる傷痕が無数にあり‥でも薄くなっている?



「パウリーネ、誰か傷の手当てをしてくれたのか??」


「えっ!?
え‥と‥‥
綺麗な女の人‥‥そう、ルークさんみたいな黒髪で掘りの深い美人な人が、時々私の傷の手当てをしてくれた・・」


「・・それって‥」


「ルークさんのお知り合い?」


綺麗な女の人のイメージを崩すのは辛いけど‥



「それは俺の母親、色欲と倫理の賢人‥
頼んでいたんだ、最低限で良いからパウリーネを守って欲しいって‥‥」


「あの人がルークさんのお母さん!?」


いきなりこっちに振り返ったパウリーネだけど、何と言って良いのやら‥


普通にあれが母親だと言うと、必ずこういう反応を返される‥‥‥



「見えないもんな子持ちに、色欲と倫理というだけあって、何時までも若々しいし‥‥はぁ‥この説明苦手だ‥‥」


「全然見えなかった‥
でも‥守ってくれていたのね‥ってルークさん?」


「・・両親の話は苦手なんだ‥
誘惑と欲望の賢人と、色欲と倫理の賢人、どっちも性的な事だから」


「・・・あっ!」



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