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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア



「俺‥全く似てない‥
逆にあの両親のせいだったのか、性的な事はいい年まで苦手だった‥‥
だからパウリーネに初めて会った時が、本当に初体験・・・」


「そ‥そう言っていたよね‥‥」


この話は今更過ぎてバツが悪い‥自分もパウリーネも、何となく目を合わせられず‥でも‥‥



「その‥初めてがパウリーネで良かったとは‥思ってる‥‥」


「ルークさん‥‥あっ!?」


「キスくらい‥良い?」


「・・・・うん」


パウリーネの腕を掴んで、自分に引き寄せてから、彼女の唇に触れる‥‥



「ルーク‥さん‥‥」


「柔らかい‥
もう少し良いか?」


一度唇を重ねたら離せられない・・


数年振りに味わう、柔らかいパウリーネの唇‥
もっと深くしたいけど、今のパウリーネを見てしまうと、触れ合うだけのキスで精一杯。



「あっ‥‥‥」


「パウリーネ‥‥‥」


何度も何度も角度を変えて、触れ合う互いの唇‥
これだけでも十分気持ち良い‥‥



「今は‥これだけで、後抱き締めているだけで良いから‥」


「・・辛くないのルークさん?」


「心配しなくて良いよ‥
盟主も言ってた休ませろって、ついでに釘も刺されたし‥‥」


「くすくす‥‥」



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