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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第4章 面白い星
星は事象を正確に具現化する‥
星は未来を正確に予見する‥
希少種は星詠みが得意であり、代々受け継がれて来た技術の1つ。
「・・・
戦争は激化の一途、そして渦中はこの独国とは‥嫌な星の配置です」
Cross sels(クロスシールズ)が巻き込まれるのか?
全く何も無いというのはあり得ないが、星の動きからして、深入りはしない‥そう詠み解く事が出来る。
「では、何者が混乱を引き起こすのですか?」
無数の星空を眺めても、答えはそこに至らない‥
そう思っていたら・・・
「・・・!
黄の‥流れ星・・
この地にカリスマ性を持った者が‥産まれる・・・」
面白い運命の星‥
民衆を率いる星の元に産まれ出る者‥‥
もし、その者に接触する事が出来たなら、私の退屈も少しは解消される筈。
「くすっ‥
これは面白い、ですが私の方も多少の準備期間は必要‥
今の星の流れ方から見て、出現はまだ先の話‥それまでに知識の吸収を‥‥」
屋根の上でウトウトしながら、これから先の事を思い描く‥
盟主‥稀少種の能力は、そんなに弱いものでは無い・・