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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第15章 愛のピンクサファイア
言いたい事、やりたい事は沢山あれど、近衛で従者という立場が邪魔をする時も・・
(パウリーネの事で、此処まで助けて頂いたのに、自分はどれだけ盟主に対してお返し出来るのか‥‥)
話さない‥そう決めていた‥
そして二度と戻らないと‥‥
それが盟主の奇跡のお陰で、元の彼女と安全な立場を手に入れられた‥
盟主でなければ出来なかった事。
(どうしたら恩返しが出来るのか‥
やっぱり‥自分が思っている方法‥‥)
明確には言っていないが、自分にはある思いというか計画は‥ある。
自分1人で出来る事なのか、いや自分の一生を掛けても成し遂げる事が出来る事なのか分からない。
それでも某の糸口を掴めれば‥そう思っている‥
盟主の自由の為に・・・・・
ずっと考えながら歩いていたので、初めの目的の情報収集をしっかり忘れてしまったが‥
一度パウリーネの元に戻らないと駄目だろう。
多分、目は覚めているとは思う‥
それなのに自分は居ないじゃ、またパウリーネを不安にさせてしまう。
考えながらも真っ直ぐ客間へ‥
扉を開けたら、パウリーネがベッドの上で起きていた。